この、問題を確信をもって解いてください。
あたりまえの再確認
四則演算にとって、最重要な定義は、計算の『順』です。
■ 英語では、語順がなによりも大切
広く知られている事ですが、同じ単語でも『語順で意味が変わります』
語順をまるごと覚えておかないと、単語だけ切り出して覚えても大変です。
実は、数学でも順番は極めて重要です。ここをあやふやにしておくととんでもない誤答にいたったりします。
じつはYuotubeでちょっと注目されていますが
6÷2(1+2)
この問題は、この定義があやふやなスキをついた良問です。
■ 計算の順序
1 累乗がトップ
2 ( )が優先 ※ ここが極めて重要です。
実は中学校1年生までで躓いている場合のほとんどは カッコ( )の
使い方があやふやな場合が多いのです。
2番目ですが、実質的には計算の最優先に位置するのが( )だと思って
おいた方が良いくらいです
3 かけ算・割り算
割り算も結局はかけ算ですので、かけ算が3番目となります
4 そして、最後が、足し算・引き算
当然、引き算も結局は足し算ですから、最後の最後が足し算となります。
「すべての計算の根本は足し算である。」といってもよいほどの大元の概念です。
以上の順番を意識しなくても体が反応してしまうくらいたくさんの計算問題を解いて訓練しておくことが重要です。
■ カッコ( )を見落としたり、( )優先を無視しがちな分数計算
実は、分数計算が不得意な人は、このカッコ( )が身についていない人です。
分数の場合、分母や分子が「ひとつの数」で、本来は( )がついているものです。
ただし、分数計算の場合、カッコ( )は省略してもOKとなっているので、つい
( )を忘れて恐ろしい計算をしてしまう人がいます。
この話題は、別途「分数計算」で触れます。
■ 計算の順序は血肉化しておくことが大切
「なんとかわかる」段階でとどまると、とんでもないつまずきになりがち。
数学は「わかる」ことが大切だなどと言いますが、じつは計算は、わかっただけではどう
にもなりません。
【 例】えば、自動車運転で、進行方向にむかってハンドルを右に回せばの右にまがり、左に回
せば左にまがるということが「わかって」いても運転はできません。練習して微妙なハン
ドルさばきを血肉化しないかぎり、【運転ができる】とは言えません。
計算も同じ「わかった」だけではダメで、ほとんど考えずに答えに到達できてはじめて
【計算ができる】ことになります。
ですから、公文式とか百マス計算とかとても理にかなった素晴らしい取り組みだと思うのです。
■ では、問題の解答
1 まず累乗計算
そして
2 つぎはカッコ( )
でしたから
=16ー11
3 ×、÷はないので次
4 +、ー だから
=16ー11
=5
となります。
コメント