アルゴリズム=論理+制御 と表現されるが、この理解が重要です。

実は、小学校で学ぶ「算数」や中学高校での「数学」こそ、このアルゴリズムの塊です。
ですから例えば「算数」で大切なのは、アルゴリズムを意識させつつ論理に加え制御することで、複雑で難しい計算が単純な手続きで可能となってしまうことの凄さを体験し血肉化することです。

この単純な手続きは、一見無味乾燥な作業の強制になりがちです。
でもアルゴリズムとしての素晴らしさに気づき納得できれば、複雑怪奇に見える計算が単純な手続きで解決していく様はさながらゲームを攻略している体験とも重なります。

ゲーム大好きな子は、間違いなく算数・数学は得意になる可能性に溢れています。
教科外に見えますが、数独・未等式・魔法陣・推理算などなど、魅力あふれるゲームがたくさんあります。

実は、多くの算数の学習内容は、ゲーム化が可能です。
実際、「思考力ひろげるワークパズル」「図形発見ゲーム」などなど、Web上には面白ゲーム満載です。
算数の勉強大っ嫌い! などと言わずに、ちょっとWeb検索して面白ゲームプリントなどをダウンロードしてみませんか。
ゲームを楽しむように思考力やアルゴリズム発見ゲームなどに取り組んでみると、きっと自分の中の隠れた才能が発見できたりします。
アルゴリズムは、コンピュータプログラムとしての実装を、意図しています。

ですから、「算数する」という言い方を許されるなら、「算数する」力の向上は、デジタル化時代、ネットワーク社会を生き抜く強力な武器になるのです。

さらに言えば、「学校でやる数学なんて実社会で全然使わないじゃないか。」などと平気で発言してしまう方もいますが、デジタル革命が進行する21世紀は、数学で埋め尽くされた世界であり、あらゆるところで数学が使われている世界です。とくにアルゴリズム、ファンクション(関数)概念に埋め尽くされた世界だからこそ算数・数学の基礎をしっかり身に付けることは、生き抜くための必須スキルになっているとも言えます。

アルゴリズムを意識し、発見し、そして楽しみ自分のなかの新しい可能性を発見してみませんか。
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