「ベクトルってどうもわからない。」という現場で感じた事
どうも、ベクトルは矢印→だと思い込んでしまっているようなので、ちょっと一言。
ベクトルをいわゆる公式の集まりで理解しようとすると面倒です。
【例えば】
これを公式的に覚えて、いろいろな図形に当てはめようとすると厄介です。
じゃあ、ベクトルってなんだよとのツッコミに出会います。
いろいろな定義や説明がありますので教科書等読み直してみてください。
でも、よりスッキリした考え方があります。
ベクトル理解への提案
【ベクトルとは「存在(点)の移動」である。】と考えてみます。
すると、意外とすっきりイメージ化し理解しやすいと思います。
この問題で考えると
ですから、まず点Aから点Oにうつり、次に点Oから点Bに移るだけですので
たったこれだけです。
【典型的な基礎例題】
この問題を考えるとき、ベクトルは「点(存在)の移動」とみなすと
図より、点Oから点Cも同じ移動。
点Fから点Oも同じく、点Eから点Dも同じベクトルであることは明白
さて、解に挑みます。
点Bから点Aに移り、次に点Aから点Fに移れば結局点Bから点Fに移動します。
どのような経路をたどっても点が移動しただけだからすべて答えは同じになります。
空間になっても全く同じ考えれば、ベクトルは点(存在)の移動で簡単に理解できます。
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