算数から数学へ:カッコ(   )命!!パターン認識ゲーム

算数・数学

いろいろな物には綺麗なパターンがあります。

※ 木、葉っぱ、波、雪結晶、タンパク質、FXなどなど フラクタルデザインといわれるパターン繰り返しもあります。

「ロマネスコのフラクタル」の写真

このパターンに気付いたら、鬼に金棒。算数・数学における計算でいえば、元は単純パターン。

このパターンが見える様になることが必須です。

あらゆる式はパターンが見抜ければ超簡単な式だらけです。

そしてパターンを見抜くには小さなパターンをカッコ(   )でまとめ、文字と置き換えてみる。

カッコはとても重要です。とにかく(  )カッコを一まとまりと見做す感覚(ダメなときは文字AとかXとか置換してみる。)が身につけば、たったこれだけで、中学2年~高校1年ぐらいの基礎計算は征服したも同然です。

昼間は岩山に立つ2人

【中3数学から高校1年数学Ⅰでつまずく典型例で説明します】

※ 完全平方式のパターンが見抜けない。

• х • 2+22 
—x2 -4- 4х + 4 
• х • 5+52 
— 1 Ох 25 
=x2+2 • х • Зу + (Зу) 2 
— х2 + бху + 9у2

この2次方程式の解は 

です。   

 この基本パターンが身についていれば、すべての2次方程式は必ず解けます。

もちろん、解の公式を徹底的に覚えてできる人も多いと思いますがやはり、解の公式そのものも、この基本形で解いただけなので、この基本パターンは見抜けるようにしておいてほしい。

【ちょっと例題】

を見た瞬間に

の完全平方式パターンが浮かぶことがポイント

解]与式をちょっと変形して

   戻して

          だから  

もちろん、解の公式丸暗記で、試験を突破することも重要です。

でも、この完全平方のパターンは、数学Ⅰの平方根の計算や2次関数になると多用されます。

数学Ⅰで2次関数が嫌いな人の大半は、この完全平方パターンが見抜けない場合です。

更には、数学Ⅰ平方根の計算での2重混合で利用されるのも完全平方パターン

そもそも、因数分解における

にしても

ですから、せめて次のパターンは、しっかり計算パターンとして血肉化して置くこと(覚えておく事)が大切です。

そして、ぜひとも忘れては困るパターンが

もちろん、次の平方までは是非とも覚えておいてほしいものです。

世界は、基本パターンとその繰り返しでできている。

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