自尊心を奪う環境にまけるな!
おギャーと生まれ、ある程度記憶が刻みはじめるころから、「自尊心」を保ち続けられる人は幸運です。
ほとんどの場合、特に学校に通い始めるころから「承認」されることがめっきり減ります。
- 実は、まず親。子供のためと言いながら、多くを否定で対応してしまいます。
- 次は学校環境。トップエリート以外、頭のいい子とは認めてもらえません。
- そして友達。なぜか同調しないと様々なマイナス攻撃を受けます。
日々の生活を重ねるうちに、いつのまにか自分のある部分が標準以下であると認識させられるときの挫折感はかなり痛手となります。
ところが、そんな時こそ輪をかけて「否定」と「貶し」が様々な方面から襲ってきます。イジメやいじりなどで、残酷な現実に出会うとますます自尊心は深く傷ついていきます。
どうしようもない時は、逃げることもとても大切です。
そしてもっとも効果的な対応は「不服従」
インド独立の父ガンジーの「非暴力、不服従」運動は静かでも確かな反撃です。逆らわず、表面は従順でも暗黙のプレッシャーへの不服従をつらぬき「自分ができることを少しづつでも確実にやっていく」こと。
そして、自分の居場所を作ること。
「居場所」がある人は大丈夫です。
ひどいイジメにあっても承認してくれる家庭がある場合など
どこかに「居場所」のある人は大丈夫です。
なんとか地獄の様な日々を乗り越えられますが、たまたま孤立無援で、否定の嵐を防いでくれる環境が無いと・・・人は大きく「自尊心」を損なっていきます。
算数・数学は、この自尊心を傷つける上で、大きな役割を果してしまうことが多いと感じています。
人が考え出した事ですから、必ず誰でもわかります。ただ、その速さに個人差がありすぎるだけです。
でも世の中は待ってくれません。正規分布曲線のσあたりを標準として、淡々とした速さで進んでいきます。
そんな環境は、いつの間にか自分は標準以下の理解力しかないかのように錯覚し、深く傷ついていきます。
そんな考えは捨てましょう!!
まったくそんなことはありません。本当に必ずわかります。ですから、ゆっくり戻ってやってみてください。
そして真実は「難しく」「わからなく」ても、いつかは必ずわかるということです。
生きていくと、半分はつらいですが半分はいいことに出会います。
ですから、受け身でいるだけでなく、何かを自分でやってみて欲しいのです。
焦らずに、いま「やってみてもいいかな?」と思えること。「面白そうだ」と思うことをやってみてください。間違いなく道は拓けます。
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