不登校や、ひきこもりなど学校・教育そのものに否を感じる子供たちが多くいます。
接して思うのは「間違いなく才能をもっている」ということと、自分の可能性に気付かず、いやむしろ否定的で「自信がない」という共通項を感じます。
なぜ「自身が無い」のかは、それぞれで異なります。
でも。自信回復ができればいつの間にか登校し、他者と接することが出来るようになる事も確かです。
では、どうしたら「自信を回復できるのか」が問題です。
よく言われるのが「ほめる」こと。もちろん「ほめる」状況があればほめられます。でもそんな状況でもないのにほめると逆効果なことも確かです。
本人自身がダメだと思っているとき、いくら褒めても「気持ち悪い」と感じるだけです。
当たり前ですが、自分がやってみて出来たり、わかったりした時、褒められたら素直に嬉しく感じます。
では、何がポイントかというとやはり、「力をつける」「能力を上げる」ことだと思います。
算数・数学の問題が解けないで自信をなくしていたら、やはり「わかって」「できる」様にすることでしか自信は回復しません。
ただし、自信が無い場合「わかろうとする意識」「意欲」が極度に低いことも確かです。できから「わかる」ための基礎訓練そのものを嫌がったりします。
そんな時、最も困難を感じるのは「ほめる」状況をどうやって創るかです。
人の心は不可思議です。ダメな場合は、ますますダメになる状況を自分から選びます。克服しようとする行為に敵意さえ抱きます。でもそこで諦めたらそれこそ自信回復の夢は遠ざかってしまいます。
ダメじゃないことを認め、伝えること。
ちいさなふれあいで「自分が認められている事」を伝え、自覚してもらう体験を積み重ねる事。そしてなんとか説得し、ほんの少しでも興味を持ったことから始めるしかありません。
最初は遅々として進みませんが一度でも「成功体験」「わかる体験」らしきものを経験できれば大丈夫です。
最初から算数・数学嫌いはいません。多くの経験のなかで「わからない」「解けない」比重が多くなり、いつのまにか嫌いになっているだけです。
だからその逆の道を、着実にたどり、能力をアップし実力を付ける事が自信回復の最短コースです。
少し遅れても、「わかる」ところまで戻る勇気をだしてほしいのです。
やれば、必ず”わかり”ます。
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