他者に好かれたくて必死の努力をしつつも、やはり「自信」はありませんでした。
いくら表面的につっぱっても一皮むけば「自信の無い」自分がいます。
だからこそ、「自信のない」自分を自覚するのが嫌で、逃げまわったり、攻撃的になったり。とにかく不安定な若者であった自分を苦い思いとともに思い出します。
そんな自分がいつの間にか自信があるとかないとか殆ど気にせず、自分の心の声に素直に決断できるようになっていたのには、きっかけがあります。
旅をすると、思い知らされることがあります。それまで「自分」について、それなりに理解していたつもりが音を立てて崩れ去っていきます。